不定愁訴の「背中の痛み・張り」が起こる2大原因(最新版)
不定愁訴の「背中の痛み・張り」が起こる2大原因(最新版)
1. 姿勢の崩れと「筋肉の疲労」によるもの(猫背・重労働の介護職など)
物理的な負担が背中に集中することで、筋肉が悲鳴を上げている状態です。これが一番の、そして最も分かりやすい原因です。
- 猫背(ねこぜ)
背中が丸くなると、頭の重さ(約5キログラム)を支えるために、背中の筋肉が常に引っ張られた状態になります。これが続くことで血の巡りが悪くなり、しつこい張りを引き起こします。 - 介護職などの肉体労働
前かがみでの移動介助や、中腰での作業は、背中や腰の筋肉に急激な負担をかけます。筋肉に小さな傷がつき、それが回復しないまま使い続けることで、慢性的な痛みに変わります。
2. 内臓の弱りと「冷え」によるもの(肺・心臓など)
姿勢の崩れに加えて、内臓の調子も背中の痛みに深く関係しています。
- 「肺の冷え」が起こる仕組み
鼻の調子が悪くて「口呼吸」になると、冷たくて乾いた空気が直接、肺に入ってしまいます。これにより肺が一気に冷やされ、背中の筋肉がガチガチにこり固まります。喘息(ぜんそく)気味の人に背中の張りを訴える人が多いのは、このためです。 - 心臓への負担
心臓に負担がかかっているときも、そのSOSの信号が神経に伝わって、背中の左側から肩甲骨(けんこうこつ)のあたりに、重い痛みや張りが出やすくなります。
痛みを根本から解決する3つの改善方法
① 肩甲骨(けんこうこつ)を動かして、血流を良くする
猫背や前かがみの姿勢で固まった背中をほぐすには、肩甲骨を動かすことが一番の近道です。
- 具体的な対策: 両肘(りょうひじ)を後ろに引き、左右の肩甲骨を中央に寄せるストレッチを行います。1回5秒間、ギュッと力を入れてから脱力する動きを数回繰り返すだけで、背中の血の巡りが一気に良くなります。
② 骨盤(こつばん)を立てて座り、背中の負担を減らす
猫背や重労働による負担を減らすためには、姿勢の土台である「骨盤」を正しく使う必要があります。
- 具体的な対策: 椅子に座るときは、骨盤の底にある坐骨(ざこつ)という骨に均等に体重が乗るように、骨盤を真っ直ぐ立てて座ります。土台が安定すれば、背中の筋肉を無駄に頑張る必要がなくなります。
③ 「鼻呼吸」を意識して、内臓を温める
口呼吸をやめて鼻呼吸に変えることで、冷たい空気が直接、肺に入るのを防ぎます。鼻は「天然の加湿空気清浄機」の役割を果たすため、空気を温めてから肺に送ることができます。
- 具体的な対策: 日常生活で口を閉じる意識を持つことや、寝るときに口元に専用のテープを貼ることで、肺の冷えを防ぎ、背中の緊張を緩めます。無呼吸症候群の方はこれに当たらず。