整体・健康

手足のしびれの原因|すぐ受診すべき症状と対処法

正座や腕枕の後に一時的なしびれが出ることは珍しくありません。一方、しびれが続く、何度も繰り返す、力が入りにくいといった場合は、神経や血流、糖尿病などの病気を確認する必要があります。「血流が悪いだけ」と決めつけないことが大切です。

突然のしびれは脳卒中の確認を

顔や片方の手足が突然しびれる、片腕を上げ続けられない、ろれつが回らない、立てない、急に見えにくいといった症状があれば、すぐに119番へ連絡してください。症状が消えても、一過性脳虚血発作の可能性があるため受診が必要です。

手足のしびれで考えられる主な原因

一時的な神経の圧迫

同じ姿勢で腕や脚を圧迫した後に起こり、姿勢を変えると数分で改善するタイプです。頻繁に起こる場合や長引く場合は、別の原因がないか確認します。

首・腰・手首などで神経が圧迫されている

首から腕、腰から脚へ広がるしびれは、神経の通り道が刺激されて起こることがあります。手根管症候群では、親指・人差し指・中指を中心に、夜間のしびれやつまみにくさが出ることがあります。

末梢神経の病気

両足の先から左右対称に広がるしびれでは、糖尿病などによる末梢神経障害を確認します。感覚が鈍いと傷ややけどに気づきにくくなるため、足の皮膚を毎日確認してください。

過換気

不安や緊張で呼吸が速くなり、口のまわりや両手足がしびれることがあります。ただし、初めてのしびれを過換気と自己判断せず、突然の発症では脳卒中などを先に除外します。

受診を急ぎたい症状

  • 突然の片側のしびれ・脱力・言葉の出にくさ
  • しびれが急速に広がり、歩きにくい
  • 呼吸しにくい、飲み込みにくい
  • 強い腰痛とともに、股の間の感覚が鈍い、尿や便が出にくい
  • 手足が白や青に変わり、強く痛む

受診までに記録しておくこと

  • 発症した時刻と、急に始まったか徐々に始まったか
  • しびれる場所を図にしておく
  • 左右差、痛み、筋力低下、色の変化
  • 姿勢や動作で増減するか
  • 糖尿病、飲酒、服薬、けがの有無

整体院で対応できる範囲

医療機関で緊急性や神経疾患が否定され、姿勢や筋肉・関節の負担がしびれに関係していると判断された場合は、負担を減らす動作や体の使い方を一緒に確認します。脳卒中、糖尿病性神経障害などの診断や治療はできません。

しびれに冷えが重なる方は、手足の冷えの原因と対策も参考にしてください。

しびれる場所から分かること

親指から中指にかけてのしびれ、首から腕へ広がるしびれ、腰から足先へ走るしびれなど、分布は原因を考える手がかりになります。ただし、場所だけで自己診断はできません。手のひら側か手の甲側か、足の裏か甲かも記録しておきます。

検査と治療は原因によって異なる

診察では感覚、筋力、腱反射を確認し、必要に応じて血液検査、画像検査、神経伝導検査などが検討されます。神経の圧迫、糖尿病、ビタミン不足、薬の影響では対応が異なるため、しびれを一律に「血流改善」で治そうとしないことが重要です。

感覚が鈍い方の日常の注意

  • 入浴前に手で湯温を確かめにくい場合は温度計を使う
  • カイロや電気毛布を同じ場所へ長時間当てない
  • 足の裏や指の間に傷・水ぶくれがないか確認する
  • きつい靴や靴下で圧迫しない

参考情報

この記事を監修した人

たけうち整体院 院長 竹内良光

竹内良光(たけうち整体院 院長)

あん摩マッサージ指圧師

兵庫県宍粟市千種町で按手法(あんしゅほう)による血流促進専門の整体院を運営。施術歴36年。薬や機械を使わず、手技のみで全身の血流促進に取り組んでいます。にしごうち店・ちくさ店の2店舗で地域の皆さまの体のめぐりをサポート中。

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